
昨日は楽しみにしていた長沼毅先生の講義に参加してきました。
今年に入ってから参加し始め、今回で2回目です。
今回のテーマは「大深海生物論2〜もっと知りたい!謎に満ちた深海生物の世界〜」
相変わらず面白くて、知らないこといっぱい知れて勉強になりました。
生きていくには知らなくても支障はないんだけれども(笑)
こういう知らないことを知るのが楽しいのよ♪
ただの小難しい知識だけ詰め込む講義ではなくて、長沼先生は面白くわかりやすく解説してくれるんです。
ペンギンって足が長くて、見える部分はほんの一部でモコモコの中で足を折り曲げてるんだって。空気椅子をしている状態で歩いているからヨチヨチ歩く!とか
ジェームズキャメロンは深海オタクで深海まで行ってしまい、人類が世界最深の海底(10000m超え)に到達するのは史上2度目で、単独での潜航は世界初を成し遂げてしまった!とか
ダイオウイカとクジラの戦いを写真つきで解説したり(これが結構奥深い話でみんな頑張って生きているんだねって思った)目玉のおばけみたいなイカとか(グロイ系なのでコロッサルスクイッドと検索してください。画像出てきます)目から赤外線出す深海魚とか、初めて知るもの見るものがいっぱい。
羊はとなりで仲間が殺されてもなにも思わないが頭の良いイルカやクジラは仲間の死を悼む、とか聞いて切なくなったり、、、
「本当に私たちが目に見えているものなんて狭い世界なんだな」って長沼先生の話を聞くといつも思うんです。
自分の見えている世界はとても狭くてちっぽけで、自分には想像できないような世界が存在する
宇宙や生命の成り立ちや地球に色々な世界が存在すること、知らないことがいっぱいあるのだと知った時、「自分の見えている世界はとても狭くてちっぽけで、自分には想像できないような世界が存在する」というのを少し自覚できるようになる気がしているのです。
これを人間社会にあてはめて考えてみてほしい。
わたしは元々考えることが好きな人だけど長沼先生の講義を聴き始めてサイエンスを知ってから、さらに考える人になっちゃったの。もちろん、良い意味でね。
それまでは自然科学的な目線なんて知らなかった。
「知らないことを知る」ということがいかに重要なのかを再確認したんです。
どんな雑学でもいい、知識は少しでも増やしたほうがいいって思った。
最近では個人のことでも「なんでこの人は賛成なんだろう?」「なぜこの人は反対なんだろう?」「なぜこの人は中立なんだろう?」「なぜそう思っているのだろう?」「なぜそう言うのだろう?」「なぜそういう行動を起こすのだろう?」とか、とにかくいちいち考えるようになった。
それには背景が必ず存在するから、そこを探るようになった。
争いが起きるのはお互いに見えない部分を見ようとしないからだと思うんです。
自分を鍛えるために(偏見をできるだけ持たずに自分の意見を持てるように)、知らない世界を知るためにサイエンスに興味を持ったのだけれど、その興味を持たせてくれたのは長沼先生でした。
長沼先生と出会わなければ、きっと私は自分がちっぽけな存在ともあまり意識せず、地球の生命のすごさにもわかったようでわかっていない、ちっぽけな考えを持ち続けていたと思う(>_<)
生き物のことを知りもしないで、生命ってすごい!ってわかったような気になっていた。サイエンス本を読んだり、動画みたり、講義を聞くようになってから今までの私よりはマシになってきたと思う。
こうやって知らない世界を教えてくれる場を作ってくれるなんて本当に感謝なのです。
イベント終了後はサイン会で一人一人とお話してくれるんです。
ブログに本の感想をアップして、FBで流したら先生がいいね!押してくれたのです。
もう大興奮してしまって。
恐る恐るブログに感想アップして先生がいいね!押してくれたことを話しましたら、「いいね!したこと覚えているけどあなたでしたか!」と覚えていてくださいました。
お忙しいのにいいね!した記憶があることがスゴイと思う。
サイン、ありがとうございました!
興味のある方は是非長沼先生の講義聞いてみてくださいね!