人の死に向き合うということ

今期のドラマは「アンナチュラル」が一番面白かったです。

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父が亡くなった時、検死解剖でお世話になったので法医学には興味があります。

「お父さんは苦しまないで死んだんですよ。苦しむともがいて、ここにいっぱい傷が残ったり、この部分に血が溜まったりするけど、とても綺麗だったから」

身振り手振りで再現しながら説明してくださって「苦しまずに亡くなったんだな」と、とても心が楽になった経験があります。

病院で亡くなるのとは違って、綺麗ではない遺体や亡くなったままの現場も、実際に体験すると心にズシンとくるものがあります。

それに立ち会うだけで人生観変わります。

以前ジャニーズのNEWSの加藤シゲアキ君が番組の企画で一番辛かったのは孤独死の現場清掃ロケだったと言っておりました。

わたしも「絶句」「言葉が出ない」とはこういうものかとこの時知りました。

父の時は死後2、3日でしたから比較的軽度でしたけど、ひきっぱなしのお布団の周りに落ちているもので死んでいった情景が浮かぶといいますか、まるでドラマの回想シーンのように父が死んでいったリアルな映像が頭の中で流れました。

冷蔵庫を開けても半年以上前のお肉のパックなども奥から出てきたりと、

そういう一つ一つから身体が弱って片づけができなくなり、
手前のものをとるという繰り返しで放置されていったのかな?とか、

赤の他人が作業をやるのなら思い入れなくできることも、親族がやる場合は、まるで想い出の品を見つけて「こんなのもあったね」と見入ってしまうような感じで手を止めてしまう時もありました。

孤独死の現状

刑事さんから聴いた孤独死や、変死体発見のリアルなお話も凄まじいものです。

ニッセイ基礎研究所の調査によると、孤独死は現在年間で、約3万人だと言われています。そのときお世話になった管轄の警察署だけでも年間300件以上あると聞きました。

まずその多さに驚いたし、父は発見が早く一部が腐りかけていたとはいえ、状態はいいほうで中にはドロドロになって形がなくなってしまうケースもあるそう。

生きてるだけで感謝してしまいます。

こういった「死」に関すること、人の「死」に向き合っているお仕事が、より多くの人に認知してもらえたらいいなと思います。

そして、どんな職種でも、皆さんのおかげで救われている人がたくさんいますね。

 一人じゃないよ。ご先祖様はそばにいるよ

この記事を書いた後に、4年前の今日、たった一枚しかない父とのツーショット記念日写真が出てきたという投稿がされていました。

アンナチュラルを観て、父の事を思い出して書いた記事。
そして、出てきた1枚の写真。
そして、お彼岸。

なんという偶然でしょう。なんだか、父に「君の近くにいるよ。守ってるから大丈夫だよ。」と言われてるようです。

ご先祖様と父に「わたしが存在できるのもみんなのおかげだよー。ありがとう!」って、想いを捧げながら昨日は眠りにつきました。

孤独感がやってきたとき、ご先祖様が紡いでくれた命のことを考えます。耳をすませば、ちゃんと「一人じゃないよ」って語りかけてくれています。

命つきるまでより良く生き、大事にしていきたいものです。

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