その時間とエネルギーを、どこに注ぎたい?

一日は24時間。

これは誰でも同じです。

その限られた時間の中で、

誰と会うのか。

何をするのか。

どんな仕事をするのか。

何にお金を使うのか。

わたしたちは毎日、小さな選択を繰り返しています。

以前のわたしは、比較的「自分の感覚に従って選択できている人間」だと思っていました。

気が乗らない誘いには行かない。

好きでもない人と無理に付き合わない。

信頼できる人と付き合う。

それなりに、自分を大切にしているつもりでした。

でも、コロナのときに生活が大きく変わり、
自粛期間中、人と会ったり外出したりする時間が極端に減ったことがありました。

すると、思いがけないことに気づきました。

わたし、まだずいぶん自分の時間を差し出していたんだな。

と。

目次

時間だけではなく、エネルギーを差し出している

それほど行きたいわけではない集まり。

本当は疲れているのに、人に会うためにつくる時間。

相手が喜んでくれるからと引き受けること。

「この人なら、いつかわかってくれるかもしれない」

そんな期待を抱きながら続けていた関係。

ひとつひとつを見ると、それほど大きなことではありません。

でも、それらにはすべて、

自分の時間と身体のエネルギー

が使われています。

時間を使うということは、

その時間にできたはずの別の何かを手放しているということでもあります。

仕事ができたかもしれない。

眠れたかもしれない。

料理ができたかもしれない。

散歩ができたかもしれない。

何もしないで、ぼーっとできたかもしれない。

誰かに時間を差し出すことが悪いわけではありません。

誰かのために動くことも、わたしは好きです。

でも、

本当は嫌なのに差し出しているとしたら?

そこは少し見てみてもいいのかもしれません。

「こんなにしているのに」が出てきたら

「こんなに大切にしているんだから、同じように大切にしてほしい」

という気持ちがでることがあると思います。

でも、そうやって自分が無理をして差し出していると、

いつか、

「なんでこんなにしているのに」

が出てきます。

これ、相手の問題だけではないんですよね。

自分の身体は最初から、

「そこまでしたくないよ」

と言っていたのかもしれない。

疲れていた。

本当は行きたくなかった。

今日は休みたかった。

でも頭では、

「これくらいやったほうがいい」

「相手が喜ぶから」

「嫌われたくないから」

「付き合いだから」

と考えていた。

そして身体の声を置いて、自分の時間を差し出していた。

だったら、

相手を責める前に、一度自分へ戻ってみる。

わたしは、本当にこれをしたかったのかな?

「誰に使うか」だけではない

時間やエネルギーという話をすると、

「付き合う人を選びましょう」

という話になりやすいと思います。

でも、わたしは今、それだけではないと思っています。

誰に使うか。

何に使うか。

そして、

使わないという選択をするか。

これも大切です。

空いた時間を、必ず有意義なことに使わなくてもいい。

仕事をしなくてもいい。

勉強しなくてもいい。

自分磨きをしなくてもいい。

何もしない時間になってもいい。

その余白で身体が休むのなら、

それも立派な時間の使い方です。

自分のエネルギーが流れている先を見る

お金も同じです。

時間も同じです。

労力も同じです。

それ自体に「正しい使い方」があるわけではありません。

高価なものを買うことが悪いわけでもない。

誰かのために使うことが悪いわけでもない。

仕事にたくさんの時間を使うことが悪いわけでもない。

ただ、ときどき立ち止まって、

わたしの大切なものは、今どこへ流れているんだろう?

と見てみる。

そこに身体の感覚も一緒に置いてみる。

その人に会ったあと、どんな感じがする?

その仕事をしているとき、身体はどう?

そのお金を使ったあと、どんな感じ?

正解を探すのではなく、

自分に起きていることを見る。

余白ができると、見えてくるものがある

コロナの自粛生活でいろいろなものが強制的になくなったことで、

わたしは初めて気づきました。

なくても困らなかったもの。

むしろ、ないほうが楽だったもの。

なくなったことで、本当に大切だったと気づいたもの。

そして、

空いたところに、新しく入ってきたもの。

何かを増やすことばかり考えていると、

なかなか気づけません。

新しいものを入れるためには、

先に余白が必要になることもあります。

だから今は、

「もっと何をしたらいいだろう?」

だけではなく、

「もう、しなくてもいいことは何だろう?」

とも考えます。

自分の時間。

自分の身体。

自分のお金。

自分のエネルギー。

有限だから大切にしなければならない、というより、

せっかくなら、自分が本当に注ぎたいところへ流していきたい。

今日、自分が使った時間を少し振り返ってみる。

その中で、

「これは好きだったな」

「これは本当は嫌だったな」

と身体が教えてくれるものがあるかもしれません。

そこから少しずつ、

自分の時間の使い方は変わっていくのだと思います。

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