相手の自立力を奪わないためにできること~依存させない努力~

過去のブログ記事を整理していて、2年前アドラー心理学のベーシック講座終了後の記事に先生から言われた言葉が書いてありました。2年前に言われた当時のわたしの課題です。

知識を得た新しい安西光を確立しなさい。
ブラシュアップした安西光になりなさい。
今の安西光のままでは、周りが依存してしまいます。

当時は言われた意味がよくわからず「周りが依存?なんのこっちゃ」と思ったけれど、この2年半を振り返って、今だったら意味がよーくわかる。

懐(キャパ)が広いことのデメリット

わたしは自分で言うのもなんですが「キャパが広い」「懐が広い」(笑)
実はキャパが広いというのもデメリットがある。

キャパが広いと何でも受け入れてしまうところがあって、それは我慢しながらやるとか仕方なくやるとかではなく、無理を感じず自分ができることなら何でもやりますよって言えてしまうし、受け入れてしまう。

それもあって、依存傾向の強い人は依存し放題、甘え放題となってしまうのだ。
もしキャパが狭ければ「もう無理です!」と身体や気持ちなどで拒否反応を起こすだろうけど、キャパが広すぎるから底なしで対応できてしまう。

でもそれは「甘やかし」であり、相手をダメにさせる一方で、わたしは気づかずに相手の自立を阻む人間だったのだと思う。

アドラー心理学や様々な学問を勉強したり、色々な人に出会って依存されてトラブルを抱えたりを経験して学んでいく中で、最近は依存してくる人が早い段階でわかるようになっていた。

最近でも、ちょっと良くない傾向だなと思う出来事があって、依存させないように対応をとれる自分がいて、その対応も上手くなったような気がします。少しは成長出来てるかも、、、と自分を褒めることにした。

自立力を奪わないためにできること

調整をかけるというのも結構大変な時もある。

だって、キャパがあって大丈夫な状態なのに、自分に対して依存傾向や甘えが出てきた相手には、あえて距離感を考え離れたり、会う頻度を減らしたり、頼まれごとを断ったりすることが多くなってきたからだ。

依存する人たちは自分が依存していることに気づいてはいない。
それを直接的に言えないし、依存している事実に自分から気づいてもらうしかない。

気づいてもらうには態度で示すしかない、上記のような態度で。
そうすると大抵は嫌われたり、良く思われないだろう。

別に嫌いになったわけではないし、恨んでいるわけでもない。
説明をするわけでもないので、そのような態度をされたらネガティブに考えてしまうのがたぶん一般的だろう。

でも、それもわかった上でやらなければいけない。

こういう仕事をしていたりブログを発信していれば、依存しやすい人はやはり多く出会うものです。

それを防ぐには自分のキャパが広いことを自覚し、嫌われる勇気を持たないといけない。
相手の成長を促すことが一番の仕事だし、本当の優しさなのだと思う。

そう思う一方で、寂しく思うときもある。
取っ付きにくいとか、冷たく感じるとか、周りの人間は以前よりもたくさん感じるのだろうし、誤解を受けることも増えるだろう。

そういう寂しさみたいなものとも、闘っていかないといけない。(闘うというより受け入れるといったほうがいいのかもしれない)

自立心を持たせる、奪わないことは、
ある意味、他者に母のような気持ちで接していかなければいけないのかもしれない。

今のわたしの立場を言わなくても理解してくれる人たちには本当に感謝だなぁと思うのでした。

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