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ザック・エブラヒム「テロリストの息子」刊行記念トークイベント@神宮前

ザック・エブラヒムさんのトークイベントに参加してきました。
ザックさんの詳細は動画をごらんください。

テロリストの息子に生まれて__平和への道を選んだ軌跡

彼は現在、テロリズムに反対する平和と非暴力のメッセージを世界に拡散することに人生を捧げている平和活動家です。ザックさんはテロリストの息子として生まれました。

子供を可愛がる普通のパパがテロリストになってしまう。日本という平和で豊かな国に住んでいるとテロリストなんてちょっと遠い存在だけど、自分たちがなってしまう可能性もあるのだなと考えさせられました。

メッセージがたくさんありすぎてブログでは書ききれませんが質疑応答も含めて、私が印象に残った言葉だけを書き出したいと思います。

  • 自分の偏見をなくしたときにサングラスをとったような感じだった。偏見が人をネガティブにする
  • 母は自分が扱われたいように他人を扱えといつも言っていた。最良ではなかったかもしれないがいつも母は最善を尽くしてくれていた

  • 2年の戦争を元にもどすのに20年かかると言われている

  • 自分たちの宗教(カルチャー)を知ることは大切なことで、(子供たちには)自分たちがフェアでないことを覚えていく必要がある

  • 自分が宗教(イスラム教)を捨てたのは父とは関係なく、神がジャッジしているという考え自体が人間が作ったものだと思ったから

  • テロリストと戦うには、暴力行為のモチベーション(理由)を理解する必要がある。自分は父の不正義を理解している

  • 優しい人間になるには自分が偏見を持っていることを認めることがまず重要である。

  • (虐めを受けていて母がどのような愛情をそそいだのか?という質問に対して)
    家だけが安全な場所だった。家族が離散しないように頑張ってくれたし、そういう場所を母が作ってくれていた

  • 好奇心は解決につながる。自分の持っていない答え(欠けているところ)を共有するために、色々な人と出会い、答えを探していくのがよい

  • テロリスト予備軍の人々に違う人生もある。変えられることを伝えていきたい

テロリストのお話というよりは、人の心(偏見や価値観)や生き方などのお話でより多くの人々に実際に聞いて欲しいと思いました。

参加者とは対話形式でイベントは進行しました。ザックさん、司会の津田大介さん、本の翻訳・通訳の佐久間裕美子さん、篠田真貴子さんも質疑応答でも真剣な眼差し。

ザックさんは本当に瞳が優しく、キラキラしている。

父が行ったことによって、家族は殺害の脅迫とメディアからの嫌がらせ、度重なる引越し住居を変え遊牧民のような生活、恒常的な貧困にさらされ生きてきた。そんな境遇で生きてきたのに、ザックさんの瞳が美しいのは、きっとザックさんの心には「憎しみ」がないからだと思う。

こういういうことも言っていた。

自分を大事にして、そして自分から広がる。そして家族に広がっていく

私の大好きな言葉「一隅を照らす」ですね!
人間は見た目(人種)は違っても、心は一緒。

大切なことをたくさん学ばせていただきました。
ありがとうございました!


テロリストの息子/ザック・エブラヒム (著), ジェフ・ジャイルズ (著), 佐久間 裕美子 (翻訳)

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