過去に囚われていても仕方ない。大切なのは「どこに向かっていくのか」「これからどう生きていくか?」です

先日、30代女性の第1回目のカウンセリングでした。
恋愛(男女)関係のご相談です。

初めてお会いするので、まずは信頼関係を築くこと・安心してもらうことを重点におき、今の状態になってしまった経緯や事実確認をし、本人がこれからどうしていきたいかを確認しました。

当初は男女の違いや境界について教えるという方向で話は進んでいたのですが、男女間だけではなく対人関係でのトラブルの根っこの部分は「自己肯定・自己受容が不完全であること」が関係しているものです。

個人の「自立と自律」を養わなければ、男女の知識を与えたところで上っ面なものになってしまいます。突貫工事のように今のトラブルだけに対処をしていくやり方は本人にとって建設的ではありません。

今後、全ての対人関係においてトラブルが起こる可能性や、これから生きていく上で息苦しい場面が出てくるだろうと判断し、男女の知識は置いといて、まずはアドラー心理学などを使って、土台の部分をしっかり作っていくことをご本人に提案しました。

土台をしっかり作っておけば、歪んだ価値観で物事を判断せずに吸収しやすく、結果的に効率よく回復にむかうと判断したからです。

アドラー心理学の考え方や、わたし自身の経験を交えながら男女について色々お話をして腑に落ちる事が沢山あったようで、悶々とした気持ちのままだったのがスッキリしたようです。

最初は緊張して顔がこわばっていましたが、最後は笑顔でした(^^)

カウンセリング終了後にメッセージをいただいたのですが「考え方ひとつで視野が広がるのだなと感じた」と書いてあり、とても大切なことに気づいてくれたことが嬉しかったです。

カウンセリングの前にわたしのブログも読んでくれたらしく、気づきがあったようです。
ブログが一役かっているようで良かったです!(^^)

行き過ぎた行為というのは誰にでもあります。
でも、その事実は消すことはできませんし、過去に囚われていても仕方ありません。

重要なのは「どこに向かっていくのか」「これからどう生きていくか?」です。

元々はとても頭が良く、気も遣える優しさ溢れる素敵な女性です。
さらに自立した素敵な女性になっていこうね!と決意。

次回会う時までに宿題を出しました。

アドラー心理学の本を最低1冊は読んでくることと、今の彼女にあったジョン・グレイの本をご紹介したので、できたら読んでみてねとお願いをしました。

早速購入して読んでいるようで「アドラー心理学は前向きな気持ちにさせてくれ、ジョン・グレイの本では共感する事が多く、どうやって気持ちを立て直していけばいいのか、という事を少しずつではありますが、学んでいます」と連絡がありました。

視野が広がり、方法を知ることによって気持ちに余裕が生まれます(^^)

彼女なら大丈夫。
わたしも彼女が変われるように一緒にがんばります。

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