なぜ悪口・陰口を言ってはいけないのか
理由は色々ありますが、まず他人を傷つけます。
そして、陰口は必ずバレます。
悪口陰口を言われた人の評判が下がるのではなく、言葉を発した本人の評判が下がります。
他人を傷つけた挙句、自分が確実に大損をするということは間違いありません。
わたしがよく悪口や陰口を言っている人たちを見ていて一番危険だなと思うのは「自分で自分を傷つけている」ことに気がついていないということです。
悪口を言うと自分を傷つけるからやめたほうがいいってよく聞きますよね。
なぜ自分が傷ついてしまうのか、その理由知っていますでしょうか?
ここから先は随分前にたまたま知った脳科学の話を書いてみようと思います。ちなみに何で知識を得たのかが思い出せず正しい知識かどうかはわかりませんので面白半分で読んでくださいね。
相手の悪口をいうと自分に悪口を言ったことになる
人間の脳は「古い脳」と「新しい脳」で出来ていて、ここでいう脳とは古い脳のことで「自律神経」と呼ばれている部分です。
脳(古い脳)は主語を理解できないという性質を持っていて、他人に発した言葉も自分のこととして捉えてしまうそうです。
例えば、「○○さんのこと、好きじゃないのよね」と言った場合、○○さんの部分がなくなり自分に置き換えられます。
他人の悪口を言っているつもりが「自分のこと、好きじゃないのよね」と脳内で変換されて、自分に向けて悪口を言ってしまっている状態になります。誰かの悪口を言うたびに、自分で自分を攻撃しているのです。
人をけなしたり、悪口が多い人が自己嫌悪に陥っていくのはそのためなのだそうです。
無意識のうちに自分で自分を否定し、自信をなくしていき、自分を嫌いになっていく。そうなると他人が気になり、人に対してより攻撃的になっていきます。悪循環に陥ります。
人を観察していると口が悪い人って自己肯定感低い人が多いことに気がつきます。
他人を褒めたら自分が褒められたことと同じになる
この性質を利用すると、反対に他人を褒めたら自分が褒められたことと同じになります。勝手に自分が褒められたのだと認識し、自尊意識が高まり自信がついていきます。
褒め上手な人を見ていますと、他人だけではなく自分を褒めることがとても上手な人だなと感じます。
この話をふまえて考えてみると、無意識に普段から自分を褒めているので他人や自分に対して褒め上手になることは当たり前、納得という感じがします。
良い言葉も悪い言葉も自分にはねかえってきますよ、というのは本当のことなんですね。
ちなみにこれらは言葉だけではなく、思考も対象となるようです。
「アイツなんて失敗すればいいのに!ミスればいいのに!」なんて思っていると、自分が失敗するように呪いをかけていることになるんですね。
言葉遣いを変えるだけで自分で自尊心を育てられる
自尊心や自己肯定感などを育てるのは自分自身ということになります。普段の言葉遣いに気をつけるだけで自分で自尊心を育てることができるのです。
自分に自信があったほうが良いか悪いかといえば、自信があったほうが良いですよね。
人をけなしてしまいがちな人、悪口をいいがちな人、陰口をいって陥れようとしてしまう人たちは、自ら自尊心を奪い取っていることに気づいてください。
「脳は主語を理解できない。悪口を言うと真っ先に自分を傷つけているのだ」ということをまず理解しましょう。
頭の中に入れておけば、悪口を言いそうになっても「あ、いけない!自分を攻撃しちゃうわ」と思う習慣がつくかもしれません。
言葉に注意するだけで自分自身で自尊心や自己肯定感を育てることができるって、なんだかワクワクしませんか?
今からでも遅くはないので言葉遣いに気をつけていきましょう。