アドラー心理学・ライフスタイル診断

今日はアドラー心理学の簡易版ライフスタイル診断をご紹介します。

ここで使うライフ・スタイルの意味は「生活様式」という捉え方ではなく、個人についてのものです。

その人なりの生き方のスタイル、その人特有の人生のパターンともいうことができます。わかりやすい言葉で表現しますと「性格」ですが 、自分の思考・感情・行動のパターン(スタイル)の総称したものがライフスタイルです。

アドラー心理学ライフスタイルの類形(6つ)

①ゲッター(GETTER)
他者は自分に奉仕して当然

②ベイビー(BABY)
他者からの保護がほしい

③ドライバー(DRIVER)
私は優越でなければならない

④コントローラー(CONTROLLER)
私は失敗してはいけない

⑤ヴィクティム(VICTIM)
私は無実の犠牲者だ

⑥エクサイトメント・シーカー(EXCITEMENT SEEKER)
いつも興奮していたい

類形は無理に単純化したもので、実際にはぴったりあてはまることはありませんし、決してレッテルを貼るものではありません。

でも、結構当たっています。
非常事態時に当てはまるライフスタイルの傾向が強く出てくるのです。

それぞれのタイプの特性など教科書で確認していくと直接的なキツイ表現があり、どのタイプにも「これにはあてはまりたくないな」と思わせる特性が含まれています(笑)

例えば、ゲッターであった場合「え!?”他者は自分に奉仕して当然”なんてそんな傲慢なこと思ってないよ!」とちょっと不快に思うこともあるかもしれません。

でもそういう傾向があるかもしれないと心に留めておき、知っておくことで「実行するかしないか」を自分で選べるようになる、気をつけることができるようになる、判断材料が増えることは良いことですよね♪

わたしは④コントローラーと思っていたのですが、昨日自分の早期回想を読み取りましたら、どうやら⑥エクサイトメント・シーカーも入っているようです。

アドレリアン仲間から「ひかるさんってエクサイトメント・シーカーっぽいよね」と最初に言われていたのですがそれも当たっていたようです。

イベントとかお祭りのような騒ぎは結構好きですし、好奇心旺盛ですぐいろんなことを体験したがりますから当たってます(笑)

コントローラーとエクサイトメント・シーカーの特性は次のとおりです

◆コントローラー◆
①「私は失敗してはならない」という自己理想を持っている人です。
 クール人間が特徴です。

②時間をよく守り、身辺も清潔・身ぎれい、秩序やルールにも忠実な傾向があります。

③滅多に感情的に自分を表現することがなく、他者からは冷静とか知的に見えるかもしれません。しかし、実体は感情的にならないのではなく、必死で感情を抑えようとしているかもしれません。

④定まった手順で手堅く仕事をするタイプなので、突発的な出来事が起ると困惑することがあったり、他者から融通がきかないと見られたりすることがあります。

⑤仕事は几帳面で正確です。任せて安心と思われるタイプです。

◆エクサイトメント・シーカー◆
①「私は興奮していたい」という自己理想を持っている人です。好奇心旺盛なのが特徴です。

②イベントとかお祭りのような騒ぎを楽しみ、わざと危ない目に合おうとしたりするのが好きで、度が過ぎて規則を破ることがあるかもしれません。

③竜頭蛇尾のようで、最初は元気で勢いもありますが、途中であきてしまって気が乗らなくなる傾向があるかもしれません。

④そのため他者を混乱させたり、自分自身でも訳がわからなくなったりすることもありそうです。

⑤好奇心旺盛で、遊び心があるためユニークな発想ができる人です。

例えば、わたしはコントローラーの特性がガッツリと当てはまりますが「突発的な出来事が起ると困惑することがあったり、他者から融通がきかないと見られたりすることがあります」というネガティブな特性を知ることで、そうならないように気をつけることができます。

また、エクサイトメント・シーカーの特性では1と5以外は心当たりがありません。

2~4の「わざと危ない目に合おうとしたりするのが好きで、度が過ぎて規則を破ることがある。最初は元気で勢いもありますが、途中であきてしまって気が乗らなくなる傾向があるかもしれません。他者を混乱させたり、自分自身でも訳がわからなくなったりすることもありそうです」はコントローラーの特性のほうが強く出ているので抑えられているのかもしれません。

ですが、いざとなったらそういった傾向が出るかもしれないということを心得ておくと、いざって時にはびっくりしないで済みますよね。

今現在の自分の考え方の癖を読み取れる”早期回想”も本当にすごいです。
自分の早期回想をやってみたら自覚ありの考え方の癖がバンバン出てきました(笑)

自覚があるのは普段から自分のことも観察しているから。
「常に観察する」これはわたしの自己理想でライフスタイルの癖の一つです。

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